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1.6 異なるファイルを要約して報告する

ファイルが異なるかどうかだけを知りたい場合、差分の内容を気にしないのであれば、要約出力書式を使えます。この書式では、diffはファイル間の差分を表示せず、異なるかどうかだけを報告します。--brief(-q)オプションでこの出力書式を選びます。

この書式は、2つのディレクトリーの内容を比較する場合に特に役立ちます。また、通常の行ごとの比較よりはるかに高速です。diffは、何らかの差分があると分かった時点で、ファイルの解析を止められるためです。

cmpでも、2つのファイルが異なるかどうかを簡潔に示せます。ファイルが同一なら、cmpは何も出力しません。異なる場合、既定ではcmpは最初の差分があるバイト番号と行番号を出力するか、一方のファイルが他方の先頭部分と一致することを報告します。-s、--quiet、--silentオプションのいずれかを使うと、この情報を抑制できます。その場合、cmpは何も出力せず、終了状態だけでファイルが異なるかどうかを報告します(cmpの起動を参照)。

diffとは異なり、cmpはディレクトリーを比較できません。比較できるのは2つのファイルだけです。