2.6.1 例を試す練習用ディレクトリの準備

この例と今後の例を一緒に試すには、practiceという新しいディレクトリを作り、その中にblues、folk、jazzというファイルを用意してください。内容は自由ですが、できれば名前に関連する内容にし、長さをそれぞれ変えてください。例では、practiceがホームディレクトリのサブディレクトリであると仮定します。

次に、cdでpracticeディレクトリへ移動します。これでpracticeが作業ディレクトリになります。(注意:このディレクトリの完全な名前は/homedir/practiceですが、例ではpracticeと呼び、homedirの部分は省略します。)

一般には、lsを実行し、アーカイブしたいファイルが想定した場所(作業ディレクトリ)にあることを確認してください。今回は、ディレクトリとファイルを作った直後で、そのディレクトリに移動したばかりなので、確認はおそらく不要です。

作業ディレクトリに、使う予定のアーカイブ名(この場合は「collection.tar」)のファイルがまだ存在しないこと、またはその内容を失ってもかまわないことを確認するのが、とても重要です。「create」を使うと、tarは--file=archive-name(-f archive-name)で指定したファイルが存在する場合、その現在の内容を消去します。上書きを知らせるオプションを指定しないかぎり、tarはアーカイブを上書きすることを通知しません(指定方法はバックアップオプションを参照)。既存のアーカイブにファイルを追加するには、--append(-r)など別のオプションを使う必要があります。方法については、既存アーカイブへのファイル追加:--appendを参照してください。